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人権研修を開催しました

昨年12月、保育士による子どもへの不適切な関わりや虐待とも思われる行為に関するニュースが相次ぎました。

 

日本保育士研修センターを運営する私たちNPO法人こども発達実践協議会は、子どもに関わるすべての大人が、子どもについて知り、学び続けていく必要があると考えています。『いま私たちにできることを、できるだけ早く』との思いから、12月25日、オンライン(zoom)で人権研修を開催しました。

 

当日は、保育士、児童指導員、社会福祉士、ベビーシッターなど、様々な形で子どもと関わる方21人が参加されました。

 

1989年に国連で定められ、1994年から日本も批准している子どもの権利条約(全42条)を、一条ずつ確認した後、グループに分かれて①保育現場で特に大切なもの、②保育現場であらためて意識していく必要があるものについて意見交換し、その内容をシェアしていきました。また、ふだんの子どもとの関わりはどうか?古い保育が習慣になってしまってはいないか?セルフチェックについても考えていきました。

 

参加者からのコメントの一部をご紹介します。

・子どもの人権をきっかけに保育を見直し、保育士みんなが話し合ったり、困っている事、悩んでいる事を出し合ったりして、大人も子どもも楽しい日々が送れる事を目指していきたいと思います。

・「子ども」というより「一人の人間」として関わっていきたいです。

・自分がやられて嫌なことはしないとか、自分自身の感覚を、日々に反映していくことを大事にしていきたいと思いました!

・日々の業務に追われていて、立ち止まって考える事が出来ていなかった事に改めて気がつきました。みんなより良い保育をしたいと思っていると思うので、園内に持ち帰り話し合ってみたいと思います。

 

参加者それぞれが、子どもへの想いを再確認する、素敵なクリスマスのひとときとなりました。学びあいの時間を一緒につくっていただき、本当にありがとうございました。

 

私たちはこれからも、保育士と子どもに関わる方の学びあいの場をつくっていきます。

この活動を続けていくために、ご支援をいただければ幸いです。

 

よろしくお願いいたします。